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掛け子とは

ヤミ金や振り込め詐欺などにおいて首謀者はいかに捕まらないで被害者からお金を騙しとるかという事を考えますが、そこで捕まるリスクを抑えるために掛け子という人員を雇います。

この掛け子は、高額の報酬をもらえる事から、バイト感覚でやる人が増えてきています。

掛け子とは、ヤミ金や振り込め詐欺グループの電話をかけて騙す役目の事を言います。

振り込め詐欺グループの手口としてよく知られているのは、「オレオレ」と子や孫を装って相手に電話をかけて騙すオレオレ詐欺で、この時に電話をかけ騙す役が掛け子になります。

ヤミ金業者での掛け子とは、主に支払いの催促や取立ての電話や勧誘の電話をする役目で、場合によっては、直接債務者に接触することもあるため、警察に捕まることが非常に高い役割といえます。

これらのほとんどが知り合いなどから紹介を受けたアルバイトで「簡単なテレアポ」や「今まで捕まった人はいない」など、犯罪と分かっていても甘い誘い文句に乗ってしまい、安易に引き受けてしまうようです。

出し子とは

近年では手口が明確化してきた事も手伝い、ヤミ金業者の検挙数も年間で数百件を数えるほどになってきましが、業者側も出し子と呼ばれる人員を使い、捕まらないための対策を立ててきています。

ヤミ金業者は、直接現金の受け渡しをすることは少なく、銀行口座を使い金銭取引をおこなう事がほとんどで、現金を引き出す際は銀行へ行かなければなりません。

そこで、ヤミ金業者の代理人として現金を引き出しにいくのが「出し子」です。

この出し子は、ヤミ金の取り引きに使われている銀行口座から現金を引き出す時など、張り込んでいる警察に捕まらないための対策の1つです。

特徴としては、ヤミ金業者側から高額な報酬が支払われるため、アルバイト感覚で手を出してしまう若者や主婦が多くなっているようで、知らぬ内に出し子の役目をさせられていたという事例もあるり、高報酬かつ好条件の話しを提示された時は、注意が必要です。

出し子は被害者と直接顔を合わせたり、金融機関の防犯カメラに映ったりするため、摘発されるリスクも非常に高く、ヤミ金業者と同様に厳しい審判がくだされます。

逮捕後に「犯罪だとは知らなかった」という言い訳する方も居るようですが、それが通用するほど軽い行為ではありません。

また、最近では簡単にお金が手に入ることから未成年者の出し子が逮捕されたという事例も存在しており、軽はずみな気持ちが原因で犯罪行為に巻き込まれてしまう事もあるので、ヤミ金業者との関わりには細心の注意を払いましょう。