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高利貸しとは、名前の通り、高い利息で貸付をおこなう貸金業者の事で、特徴としては、比較的小口の債務者が多く、審査が甘いという点です。

この高利貸しは古くから存在しており、日本では江戸時代から存在していたようで、土倉や酒屋などが有名な高利貸の業者として知られています。

ヤミ金融と高利貸しの違い

高利貸しと呼ばれる業者には、現在でも高利の営業を行っている質屋をはじめ、消費者金融や信販会社、クレジットカード会社といった貸金業として登録している合法的な企業から、違法行為をおこなっているヤミ金融まで、様々な種類が存在しています。

そもそも金利の上限は、利息制限法により以下のように定められており、上限金利ギリギリで営業している業者は合法な高利貸し、この上限を超えて営業している業者は違法な高利貸しでヤミ金融といえます。

  • 元本が100,000円未満の場合は年利20%
  • 元本が100,000円以上1,000,000円未満の場合は年利18%
  • 元本が1,000,000円以上の場合は年利15%

また、質屋の上限金利は日で0.3%、年利で109.5%での営業が認められており、利息制限法における規制利息を超す高金利が可能となっています。

しかし、この質屋を装った偽装質屋というヤミ金融も存在して、どちらも高利貸しに分類されますが、質屋は合法な高利貸し、偽装質屋は違法な高利貸し(ヤミ金融)ということになります。