信用できる弁護士・司法書士を見分けるには

借金問題の解決、その他の法的トラブル解決について、対価を得て交渉を行えるのは、弁護士と一定の資格を有する司法書士だけです。

しかしその中にはモラルのない弁護士・司法書士も現実には数多く存在していて、ヤミ金対策の依頼者の信用情報・個人情報をヤミ金に売り渡しています。

このような弁護士・司法書士のヤミ金対策には共通する特徴があります。

ヤミ金対策は、労力のわりには恐ろしいほどの手間と精神力が必要になりますが、一般的な費用の半額で請け負ったり、相場の数分の1以下の金額でヤミ金対策を行うなどと謳ったりしている司法書士もいます。

旨い話に釣られ、債務者の住所・氏名・年齢・職業・信用情報などを事細かに聞かれた挙句、結局ヤミ金対策を断られてしまうのです。

そののちに、その信用情報を買い取った別のヤミ金業者から融資のメールやDMが届きます。

司法書士事務所のほとんどはヤミ金対策以外にも不動産・法人登記や債務整理などを行なっています。

しかし、一人で行なっている司法書士事務所やアルバイトを2、3人雇っている程度の事務所の場合、もしヤミ金から嫌がらせの電話が入れば即座に電話回線がパンクして業務を処理しきれなくなるでしょう。

それにも拘わらず、ヤミ金対策を承っているということは、ある程度の実績があり長年ヤミ金問題に取り組んでいる、顧客データを裏で流しているといった可能性が考えられるでしょう。

必ずしも、人数や規模が大きかったり、知名度が高かったりすれば信用ができるというわけではなく、長年の実績があって「信用」できる司法書士を選ぶことが大切です。

ヤミ金問題で悩んでいるところに、弁護士・司法書士でないものが、借金問題を何とかしますよなどと近寄ってくる場合があります。

そういった輩は、ヤミ金と裏でつながっているか、サギ師の可能性が考えられます。

彼らは、比較的いい条件を提示して近づいてきますが、お金を渡すと消えてしまいます。

ヤミ金側から、彼らが指定する特定の弁護士・司法書士に委任するよう勧めてくる場合があります。

当然、ヤミ金と彼らはつながっており、弁護士・司法書士の言うとおりにお金を支払えば、そのヤミ金だけの取立はストップします。

ただし、支払いができなくなればすぐにヤミ金は取立を再開すると言った手口です。

このような、ヤミ金と結託しているような悪質なヤミ金対策事務所は非常に危険な業者である可能性も考えられるため、けして近づかないよう心掛けましょう。