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クレジットカード現金化てとは、クレジットカードのショッピング枠を現金化することで、すぐにお金を手にすることができるシステムですが、後日支払いを行う必要があるので事実上の借金ということになります。

これまで借入が困難だった多重債務者やブラックの人でも借金をすることができる、クレジットカードの仕組みを巧妙に利用した方法と言えるでしょう。

キャッシュバック方式

一番代表的なのは、キャシュバック方式と呼ばれる手口です。

まず最初に、クレジットカード現金化業者から、50万円分の商品を買います。
(カードのショッピング枠が50万円だった場合)

この時に買う「商品」は、50万円分の価値がないものです。

ビー玉などが商品として利用されるようです。

クレジットカード現金化業者から、ビー玉一つをカードを使い50万円で買います。

この取引が成立すると、キャッシュバックという形で、現金化業者は10万円の手数料を差し引いた40万円を、現金であなたの口座に振り込みます。

それで、あなたは即日40万円の現金を手にすることができます。

1ヶ月後、クレジットカード会社から50万円のカード利用請求書が届くので、あなたはクレジットカード会社にビー玉購入費用の50万円を支払います。(事実上の借金返済)

クレジットカード現金化は非常に損

まず最初に、ビー玉1つを50万円で買いますが、その後40万円が振り込まれない。

つまりキャッシュバックされないというトラブルもあるようです。

融資すると見せかけて1円も融資しない融資詐欺のようなものです。

次に、50万円のビー玉購入費に対して手数料10万円を引いて、あなたは40万円を受け取ることができます。

しかし、この手数料10万円をパーセントに直すと20%になります。

40万円の現金を受け取ったあなたが、カード会社に50万円の購入費を支払うのは1ヶ月後(事実上の借金返済)ですから、『実質的には月利20%の利息』で融資を受けたことになるのです。

月利20%を年利に換算すると約235%になります。

つまり、50万円借金すると、1年後の返済額が3倍以上の約168万円になるのと同じぐらい不利な状況で借金をさせられていることになります。

ちなみに、一般的な大手消費者金融は、年利5%~18%程度なので、ことからクレジットカード現金化の利用はとてつもなく損だとわかります。

買取屋方式

まず最初に、クレジットカード現金化業者から、50万円分の商品を買います。
(カードのショッピング枠が50万円だった場合)

この方市域では、50万円相当の指輪などをクレジットカードで買うことになります。

あなたは実際に商品を買い、50万円相当の指輪を手にするのですが、ここがキャッシュバック方式との大きな違いです。

その後、あなたが現金化業者から買った50万円相当の指輪を、同じ業者に即日売りますが、業者の買い取り価格が40万円ということです。

それであなたは、指輪を売って40万円を手に入れることができるのです。

後日、クレジットカード会社から指輪の購入費50万円の請求書が届き、支払います。

この方式も結局、10万円の手数料を取られていることに変わりなく、キャッシュバック方式と同様に月利20%(年利約235%)で借金していることと同じなのです。

クレジットカード現金化は損か得か?

たったの1年で元金を4倍(年利約300%)にして返さなければならないような借金の先には、破産の2文字しかありません。

もし、先にクレジットカードを使って50万円を支払い、結局キャッシュバック等を受けられない融資詐欺の被害にあってしまったらとんでもないことになってしまいます。

美味しいそうな話をエサに、クレジットカード現金化業者があなたから法外な手数料を取って大儲けしている姿を想像すれば、利用することがいかにバカな話かわかるはずです。

カード会社の会員規約に抵触する

クレジットカード現金化は、当初はグレーゾーンとされていましたが、最近では明確にNGということになっており、最初から換金を目的とした利用であるため、各カード会社は会員規約でそのような利用を禁止しています。

場合によりカードの利用を停止されることがあるとしている会社もあります。

消費者庁は明確にNGとしている

消費者庁は『クレジットカードの現金化はやめましょう』と明確にNGを突きつけています。

ただし、現時点では法律で取り締まる力がないので、注意喚起にとどまっているようです。

クレジットカード現金化を利用することは、合法であれ、違法であれ、あなたに対してデメリットしかもたらしません。